Isaac Albeniz / イサーク・アルベニス (1860-1909)【ピアニスト、作曲家】

Isaac Albeniz / イサーク・アルベニス (1860-1909)【ピアニスト

 

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Isaac Albeniz / イサーク・アルベニス (1860-1909)【ピアニスト、作曲家】

 

 

 

イサーク・アルベニスは、スペインのカンプロドンに生まれたピアニストであり、近代国民学派の作曲家。

 

幼少期から天才ピアニストとしての名声を博し、「スペインのリスト」と称されるほどの実力を持っていた。

 

 

 

 

 

 

 

アルベニスのギター音楽への影響

 

 

アルベニスはピアニストであったが、クラシックギターのレパートリーに大きな影響を与えた

 

特にギターのために作曲したわけではないが、彼のピアノ曲にはギターの音色に非常に適した要素が含まれている

 

フランシスコ・タレガやミゲル・リョベットといったギタリストによる編曲が多く存在し、ギターの重要なレパートリーとなっている

 

タレガがアルベニスの作品をギター独奏用に編曲した際、アルベニス自身はその演奏を聴き、オリジナルのピアノ曲よりもギター曲の方が優れていると語ったという逸話が残っている

 

 

作風と遺産

 

 

 

 

 

 

 

 

アルベニスの音楽はスペイン文化のエッセンスを深く捉え、スペイン各地の精神と活力を表現している

 

「アストゥリアス」「グラナダ」「セビーリャ」といった彼の作品は、ギター編曲されることで、スペイン民謡のリズムやメロディーをギターならではの表現力を持つ

 

 

もしアルベニスがもう少し長生きしていたら、ギターのための作品を残したかもしれない

 

 

 

 

 

個人生活と逸話

 

 

 

アルベニスはその華やかで、冒険心に富んだ性格でも知られている

 

ピアノに背を向けて弾いたり、逆立ちして弾いたりといった逸話が残っている

 

彼の音楽の旅はスペインに留まらず、パリやロンドンでも活動し、ヴィンセント・ダンディ、エルネスト・ショーソン、クロード・ドビュッシーなどの著名な作曲家たちとも親交があった

 

また、エンリケ・グラナドスやホアキン・マラッツといった同時代のスペインの音楽家とも親しくしていた

 

カタロニャ人であるにもかかわらず、「私はムーア人だ」と自ら称するほど、カスティヤ地方の香りを作品に残す

 

 

 

 

 

初期のステージ

 

 

 

カタロニア地方のカンプロドンで生まれ、幼少より才能を発揮し、4歳でピアニストとしてデビュー。

 

8歳でパリ音楽院を受験するが、試験官の目前でボールを投げて鏡を壊し、落第。

 

9歳で演奏旅行に嫌気が差して家出。

 

12歳でプエルトリコに渡り、演奏会で稼ぎながら旅するなど、腕白な少年でした。

 

 

その後、ライプツィヒの音楽院、1876年にブリュッセルで学ぶ。

 

 

アルベニスの音楽はジプシーの音楽やアラビア王朝の音楽など、非ヨーロッパ系音楽の影響が強く、独特の個性と魅力でスペイン音楽を表現。

 

 

 

 

 

生涯

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・1868年から1871年まで、マドリード王立音楽院でソルフェージュとピアノを学ぶ。

 

・1869年、プリム将軍の12歳の息子に献呈したピアノ曲『軍隊行進曲』が出版される。

 

・1872年、第3次カルリスタ戦争が勃発。

 

・1875年4月、スペイン南部のムルシアで、同月29日にはカディスで演奏した。

 

 

・1875年4月30日、父親のアンヘルがハバナの検閲長官に任命され、カディスから出航。

 

・1975年5月から8月までプエルトリコの各地、9月にはサンチャゴ、10月にはハバナで演奏。

 

これらの演奏活動は、父の友人たちが演奏旅行を企画し、今後の学費を稼ぐためのものだった。

 

・1876年5月2日、ライプチヒ音楽院に入学し、理論、作曲、声楽、ピアノ、室内アンサンブルを学び始めるが、同年6月24日には辞めてしまう。

 

 

 

・1876年7月、父親のアンヘルがハバナでの職を失いスペインに帰国。

 

これによりアルベニスのライプチッヒでの滞在は経済的に不可能になり、父親にスペインに呼び戻される。

 

・1876年、アルベニス親子は留学のための支援者を探しており、この年の夏、マドリッドの名士たちを集めたサマーコンサートでロメラ伯爵と知り合う。

 

アルフォンソ12世の私設秘書ギジェルモ・モルフィーから奨学金を確保し、彼の後援を受けることに成功する。

 

・1876年、ライプチッヒの音楽院で短期間学んだ後、ブリュッセル王立音楽院で学ぶ。

 

・1880年、ブダペストに赴いてフランツ・リストに師事しようとしたが、リストはヴァイマルにいたため会えなかった。

 

・1883年、作曲家フェリペ・ペドレルに会い、『スペイン組曲 作品47』などのスペイン音楽の作曲を勧められる。

 

また同年に妻ロジーナ・ホルダーナと結婚し、一男二女をもうける。

 

・1890年代にはロンドンとパリに住み、主として劇場作品を作曲。

 

近年、英語による『マーリン』が録音された。

 

・1890年代まではロマン派の書法によるサロン的なピアノ曲を多数作曲、1897年の『ラ・ベーガ』以降は高度なピアノ技巧と旋法を駆使した独自の作風を確立。

 

・1900年、腎臓病(当時のブライト病)を患い、ピアノ曲の作曲に戻る。

 

・1909年、フランスのピレネー山中のカンボ・レ・バンで腎疾患のため亡くなり、バルセロナのモンジュイック墓地に埋葬された。

 

 

 

 

 

 

音楽の遺産

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1893年、アルベニスはロンドンからパリへと活動の舞台を移し、ダンディ、デュカス、ドビュッシー、ラヴェルなどのフランス近代音楽家と交際を深めた。

 

彼の作品には民族楽器のギターの特性を取り入れたピアノ作品も多く、特に『スペイン組曲』(1886)、『旅の思い出』(1887)、『イベリア組曲』(1906-1908)が知られている。

 

『イベリア』は高度な演奏技巧とギターやカスタネットの模倣など、大胆な効果を駆使した傑作であり、F・アルボースによる管弦楽編曲でも有名。

 

この作品はスペイン音楽の代表作としてだけでなく、古今のピアノ作品の中でも特に優れたものとして評価されている。ギター用に編曲・演奏される機会も多い。

 

1903年には即興演奏を3テイク録音しており、この録音はミルトン・ローファーによって採譜され、ヘンレ社からCD付き楽譜として出版されている。

 

また、アルベニスの曾孫には、マドリード市長を務めたアルベルト・ルイス=ガリャルドンや、フランス大統領ニコラ・サルコジの2度目の夫人であるセシリアがいる。

 

 

 

 

 

 

アルベニスとパブロ・カザルス

 

 

モルフィーは若い音楽家に対して良き理解者であり、スペインの王宮とブリュッセル王立音楽院への太い繋がりを持っていた。

 

彼が後援した有名な音楽家にはアルベニスの他に、同じカタルーニャ出身のチェロ奏者パブロ・カザルス(Pablo Casals 1876-1973)もいる。

 

 

カザルスが12歳の頃、一晩4ペセタの報酬で週3回チェロを弾いていたカフェに、すでにピアニストとして有名になっていたアルベニスが彼の演奏を聴きに来る。

 

この若きチェロ奏者の演奏に感動したアルベニスは、モルフィーへの推薦状を手渡す。

 

1893年、16歳になったカザルスは母と二人の弟と共にバルセロナを去り、アルベニスの推薦状を持ってモルフィーのもとを訪ねる。

 

才能のある若者を見つけることが好きだったモルフィーは、カザルスの演奏に感動し、「パブロ、きみは本物の芸術家だ!」と伝える。

 

以降、カザルス少年はモルフィーのもとでドイツ語、文学、哲学、数学、歴史、美術を学ぶ。

この出会いから3年後、カザルスはアルベニスと同様にブリュッセル王立音楽院へ留学。

 

 

 

 

 

 

アルベニスとグラナダ

 

 

 

後年、アルベニスの組曲「イベリア」を管弦楽用に編曲し、指揮者としても活躍したスペインのヴァイオリニスト、エンリケ・フェルナンデス・アルボス(Enrique Fernandez Arbos 1863-1939)とは、この地で知り合い、良き友人、音楽仲間となる。

 

 

 

 

 

 

晩年と死去

 

 

 

冒険を好み、12歳の時には1人で中南米に密航するなど放浪の一生を送ったためか、腎臓病に苦しめられました。

 

 

1909年、スペイン国境に近いフランスのピレネー地方で49歳の生涯を終え、フランスのピレネー山中のカンボ・レ・バンで亡くなり、その後、バルセロナのモンジュイック墓地に埋葬されました。

 

 

 

 

 

 

死後とギターへの影響

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

死の直前、彼の栄誉ある活動を讃え、レジオン・ド・ヌール勲章が授与されました。

 

 

この賞を、当時パリに留学していた同胞のグラナドスが届けたが、グラナドスは友人のやつれ果てた姿に、彼の運命を予感し、涙を抑えることができなかったと語っています。

 

また、アルベニスが亡くなった後、ドビュッシーは組曲「イベリア」の楽譜をいつもピアノの傍に置き、彼を思い出しては弾いていたそう。

 

ドビュッシーがどれほど「イベリア」を愛していたかを想像することができる話です。

 

アルベニスは特にギターのための音楽を書かなかったが、彼の多くの作品にはギターの奏でる音に非常に強い影響を受けた痕跡が見られる。

 

 

そのため、彼の音楽をギターに転写することは、絶大な効果を生み出す。

 

イサーク・アルベニスのクラシック音楽と間接的にクラシックギターに与えた影響は計り知れない。

 

 

彼の作品は世界中のギタリストにインスピレーションを与え続けており、優れた音楽は楽器の境界を越えて広がることを証明している。

 

 

彼の遺産は今も生き続け、ギタリストの手によってスペインの風景を音楽で表現し続けています。

 

 

 

 

 

アルベニス作品

 

 

 

「スペイン組曲 第1集 Op.47」

 

 

 

1886年に作曲された「スペイン組曲 第1集 Op.47」は、全8曲からなる組曲で、アルベニス若き日の代表作。

 

 

スペイン各地やキューバの風景や情景を音楽で表現しており、聴く者を旅へと誘うような魅力を持つ。

 

 

当初は4曲のみだったが、アルベニスの死後、出版社によって他の曲も加えられ、現在の8曲版となる。

 

 

 

グラナダ (Serenata)
カタルーニャ (Curranda)
セビーリャ (Sevillanas)
カディス (Saeta)
アストゥリアス (Leyenda)
アラゴン (Fantasia)
カスティーリャ (Seguidillas)
キューバ (Nocturno)

 

 

 

 

 

 

1887年、『旅の思い出』(Recuerdos de viaje op.71)

 

 

全7曲からなるピアノ曲集

 

アルベニス自身の旅の思い出を音符に刻んだ作品であり、スペインの風景や情景を鮮やかに描いた名曲集として知られる。

 

 

 

 

ギターでも人気の高い「入江のざわめき」

 

 

 

この作品集の中でも、特に第6曲「入江のざわめき」は、ギターでもよく演奏される曲。

 

 

スペイン南部の港町マラガの海辺をイメージしたこの曲は、情熱的な旋律と美しいハーモニーが印象的で、多くの人々を魅了し続けています。

 

 

 

 

第1曲:海にて / En el mar
第2曲:伝説 / Leyenda (Barcarola)
第3曲:朝の歌 / Alborada
第4曲:アルハンブラ宮殿にて / En la Alhambra
第5曲:ティエラの門 / Puerta de Tierra (Bolero)
第6曲:入江のざわめき / Rumores da la caleta (Malaguena)
第7曲:海辺にて / En la playa

 

 

 

 

 

 

 

アルベニスの遺作:組曲「イベリア」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イサーク・アルベニスの最高傑作と言われる組曲「イベリア」は、彼の生涯最後の力を振り絞って書かれた作品。

 

 

スペイン民謡の雰囲気を巧みに取り込み、アンダルシアの情景を美しく描き出したこの作品は、アルベニスの深く、激しいアンダルシアへの情熱をピアノで表現した芸術と言えるでしょう。

 

 

 

カニサレスによるギター編曲

 

 

フラメンコギター奏者ホセ・マヌエル・カニサレスが、アルベニスの作品と初めて出会ったのは、音楽院で勉強をしていた若い頃でした。

 

 

彼はアルベニスの音楽の美しさに惹かれ、1991年に大きな冒険に挑みます。

 

 

当時25歳だったカニサレスは、パコ・デ・ルシアのグループの一員として世界中で活躍していた。

 

 

パコ・デ・ルシアは、後世に名を残す『アランフェス協奏曲』のレコーディングを控えており、アルバムのB面にアルベニスの組曲「イベリア」からの抜粋を収録したいと考え、カニサレスにギターへの編曲を依頼。

 

 

カニサレスは見事に編曲し、当時パコ・デ・ルシアのトリオに参加していたホセ・マリア・バンデーラと共に、3人で組曲「イベリア」から3曲を収録。

 

 

 

カニサレスの挑戦:全曲ギター編曲

 

 

 

この経験をきっかけに、カニサレスはいつか組曲「イベリア」の全12曲を全てギターに編曲するという挑戦を決意。

 

 

そして2007年、彼の夢は『組曲「イベリア」- カニサレスによるアルベニス』で実現。

 

 

アルベニスの研究と作品の分析に3年の歳月を費やしたカニサレスは、技術的にも困難を極めるギター編曲と複雑な演奏を乗り越え、アルベニスの意図を余すところなく表現し、ピアノのために書かれた曲を2本のギターで奏でることに成功。

 

 

 

 

ギターとピアノの限界を超えた表現

 

 

 

カニサレスはインタビューの中で、「ピアノで演奏される全ての音をギターで演奏することは不可能」と語っています。

 

 

ギターとピアノは全く性質の異なる楽器であり、組曲「イベリア」は複雑なポリフォニーの楽曲であるため。

 

 

しかし、カニサレスは作品のエッセンスを抽出し、そこに組曲「イベリア」が持つフラメンコの色合いを見事に引き出す。

 

 

 

 

称賛と栄誉

 

 

 

カニサレスが全身全霊を込めて演奏したアルバム『組曲「イベリア」- カニサレスによるアルベニス』は、2008年スペイン・アカデミー賞のクラシック部門で最優秀賞を受賞。

 

 

この快挙は、カニサレスの卓越した音楽性とギター演奏技術、そしてアルベニスへの深い敬愛の証と言えるでしょう。

 

 

 

 

 

 

●スペイン組曲・第1集 Op.47: Suite Espanola No.1 for piano

 

 

 

・グラナダ(セレナータ)/Granada
・カタルーニャ(コランダ)/Cataluna
・セビーリャ(セビリャナス)/Sevilla
・カディス(カンション)/Cadiz
・アストゥリアス(伝説)/Asturias
・アラゴン(ファンタジア)/Aragon
・カスティーリャ(セギディーリャ)/Castilla
・キューバ(カプリッチョ)/Cuba

 

 

 

●旅の思い出 Op.71: Recuerdos de Viaje for piano

 

 

 

・海にて(バルカロール)/En el mar (barcarola)
・伝説/Leyenda (barcarola)
・朝の歌/Alborada
・アランブラ宮殿にて/En la Alhambra
・プエルタ・デ・ティエラ(ボレロ)/ Puerta de Tierra
・入江のざわめき(マラゲーニャ)/Rumores de la Caleta (malaguena)
・Pepe Romeroのギター
・海辺にて/En la playa

 

 

 

 

 

●12の性格的な小品集 Op.92: 12 Piezas caracteristicas for piano

 

 

1. ガヴォット/Gavotte
2. シルビアへのメヌエット/Minuetto a Sylvia
3. 舟歌(紺碧の空)/Barcarola (Ciel sans nuages)
4. 祈り/Plegaria
5. コンチータ(ポルタ)/Conchita (Polka)
6. ピラール(ワルツ)/Pilar (Vals)
7. サンブラ/Zambra
8. パヴァーヌ/Pavana
9. ポロネーズ/Polonesa
10. マズルカ/Mazurka
11. スタッカート(カプリッチョ)/Staccato (Capricho)
12. 朱色の塔(セレナータ)/Torre Bermeja (Serenata)

 

 

 

 

 

 

●スペイン組曲・第2集 Op.97: Suite Espagnola No.2 for piano

 

 

・サラゴーサ/Zaragoza
・セビーリャ/Sevilla
・カディス/Cadiz-gaditana
・サンブラ・グラナディーナ/Zambra granadina

 

 

 

●スペイン(6つのアルブムブラット) Op.165: Espana for piano

 

 

 

・前奏曲/Preludio
・タンゴ/Tango
・マラゲーニャ/Malaguena
・セレナータ/Serenata
・カタルーニャ奇想曲/Capricho Catalan
・ソルチーコ/Zortzico

 

 

 

●マリョルカ島(舟歌) Op.202: Mallorca

 

 

●スペインの歌 Op.232: Cantos de Espagna for piano

 

 

 

・前奏曲(アストゥリアス)/Preludio
・東洋風/Oriental
・やしの木陰で/Bajo la palmera
・コルドバ(夜想曲)/Cordoba (Nocturne)
・セギディーリャ(カスティーリャ)/Seguidillas

 

 

 

●イベリア・Suite Iberia

 

・3台のギターによる全曲
・エヴォカシオン/Evocacion
・港(エル・プエルト)/El Puerto
・セビリヤの聖体祭/Corpus Christi en Sevilla
・ロンデーニャ/Rondena
・アルメリア/Almeria
・トゥリアーナ/Triana
・エル・アルバイシン/El Albaicin
・エル・ポーロ/El Polo
・ラヴァピエス/Lavapies
・マラガ/Malaga
・ヘレス/Jerez
・エリターニャ/Eritana

 

 

●パヴァーヌ・カプリース Op.12: Pavana-Capricho for piano

 

 

●パヴァーヌ(小さな手のための易しいパヴァーヌ) Op.83: Pavana facil para manos pequenas for piano

 

 

 

 

 

 

 

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In English

 

 

 

 

Isaac Albeniz (1860-1909) – Pianist and composer

 

 

 

 

Isaac Albeniz, born in Camprodón, Spain, was a pianist and composer of the Modern National School.

 

He gained fame as a prodigious pianist from his childhood, and was known as the “Spanish Liszt.

 

 

 

 

 

Albéniz’s Influence on Guitar Music

 

 

 

Although Albéniz was a pianist, he had a great influence on the classical guitar repertoire

 

Although he did not compose specifically for the guitar, his piano music contains elements very suited to the tone of the guitar

 

There are many arrangements by guitarists such as Francisco Talega and Miguel Llobet, which have become an important part of the guitar repertoire.

 

It is said that when Tarrega arranged one of Albéniz’s pieces for solo guitar, Albéniz himself listened to the performance and said that the guitar piece was better than the original piano piece.

 

 

 

Style and Legacy

 

 

 

 

Albéniz’s music deeply captures the essence of Spanish culture and expresses the spirit and vitality of the Spanish regions.

 

 

His arrangements of “Asturias,” “Granada,” and “Seville” for guitar give the rhythms and melodies of Spanish folk songs an expressive power that only the guitar can provide.

 

 

 

If Albéniz had lived a little longer, he might have left some works for guitar.

 

 

 

 

 

 

 

Personal Life and Anecdotes

 

 

 

 

 

Albéniz was also known for his flamboyant and adventurous personality

 

 

Anecdotes abound of him playing with his back to the piano or standing on his head.

 

 

His musical travels were not limited to Spain, as he also worked in Paris and London, where he was friends with such renowned composers as Vincent d’Indy, Ernest Chausson, and Claude Debussy.

 

 

He was also close to Spanish musicians of his time, such as Enrique Granados and Joaquin Maraz.

 

 

Despite his Catalonian origins, he has retained a Castilian flavor in his work, to the extent that he calls himself “I am a Moor.

 

 

 

 

 

 

 

Early Stages

 

 

 

 

Born in Camprodon, Catalonia, he showed talent from an early age, making his debut as a pianist at the age of four.

 

 

At the age of 8, he took the entrance exam to the Paris Conservatory, but failed the exam after throwing a ball in front of the examiner and breaking a mirror.

 

 

At the age of 9, he ran away from home because he was tired of traveling for performances.

 

 

At the age of 12, he was an armchair boy, traveling to Puerto Rico while earning money from his concerts.

 

 

 

He then studied at the Conservatory in Leipzig and in Brussels in 1876.

 

 

 

Albéniz’s music was strongly influenced by non-European music, such as Gypsy music and music of the Arabian dynasty, and he expressed Spanish music with a unique personality and charm.

 

 

 

 

 

 

 

Lifetime

 

 

 

 

 

From 1868 to 1871, he studied solfège and piano at the Royal Conservatory of Madrid.

 

 

In 1869, his piano piece “Military March,” dedicated to General Prim’s 12-year-old son, was published.

 

 

In 1872, the Third Carlista War broke out.

 

 

In April 1875, he performed in Murcia, in southern Spain, and in Cadiz on the 29th of the same month.

 

 

 

On April 30, 1875, his father, Angel, was appointed censor general of Havana, and he sailed from Cadiz.

 

 

∙ From May to August 1975, he performed in various places in Puerto Rico, in Santiago in September, and in Havana in October.

 

 

These performances were organized by my father’s friends to organize performance trips and to earn money for future schooling.

 

 

On May 2, 1876, he entered the Leipzig Conservatory and began studying theory, composition, voice, piano, and chamber ensemble, but left on June 24 of the same year.

 

 

 

 

 

In July 1876, his father, Angel, lost his job in Havana and returned to Spain.

 

 

This made it financially impossible for Albéniz to stay in Leipzig, and he was called back to Spain by his father.

 

 

In 1876, Albéniz and his son were looking for a sponsor for their studies, and in the summer of that year, they met Count Romera at a summer concert that attracted the most prestigious people in Madrid.

 

 

They succeeded in securing a scholarship from Alfonso XII’s private secretary, Guillermo Morfi, and received his patronage.

 

 

In 1876, after a short period of study at the Conservatory in Leipzig, he studied at the Royal Conservatory in Brussels.

 

 

In 1880, he went to Budapest to study with Franz Liszt, but was unable to meet him because Liszt was in Weimar.

 

 

In 1883, he met composer Felipe Pedrell, who encouraged him to compose Spanish music, such as “Spanish Suite, Op. 47.

 

 

In the same year, he married Rosina Holderna, with whom he had two sons and two daughters.

 

 

In the 1890s, he lived in London and Paris, composing mainly for the theater.

 

 

Recently, “Merlin” was recorded in English.

 

 

Until the 1890s, he composed many salon-style piano pieces in the Romantic style, but after “La Vega” (1897), he established his own style, using advanced piano techniques and melodies.

 

 

In 1900, he was diagnosed with kidney disease (Bright’s disease of the time) and returned to composing piano music.

 

 

In 1909, he died of kidney disease in Cambo-les-Bains in the French Pyrenees and was buried in the Montjuïc cemetery in Barcelona.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A Legacy of Music

 

 

 

 

 

In 1893, Albéniz moved his activities from London to Paris, where he associated with modern French musicians such as Dandy, Ducasse, Debussy, and Ravel.

 

 

Many of his piano works incorporate the characteristics of the folk instrument, the guitar, and he is especially known for his “Spanish Suite” (1886), “Memories of a Journey” (1887), and “Iberian Suite” (1906-1908).

 

 

Iberia” is a masterpiece of high virtuosity and daring effects, such as the imitation of the guitar and castanets, and is also famous for its orchestral arrangement by F. Albose.

 

The work is regarded not only as a masterpiece of Spanish music, but also as one of the finest piano works of all time. It has also been arranged and performed for guitar on many occasions.

 

 

In 1903, he recorded three takes of an improvisation, which was scored by Milton Loeffer and published by Henle as a score with CD.

 

 

Albéniz’s great-grandchildren include Alberto Ruiz-Gallardon, who served as mayor of Madrid, and Cecilia, the second wife of French President Nicolas Sarkozy.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Albeniz and Pablo Casals.

 

 

 

Morphy was a good friend to young musicians and had a thick connection to the Royal Court of Spain and the Royal Conservatory of Brussels.

 

 

Among the famous musicians he patronized, besides Albéniz, was the cellist Pablo Casals (1876-1973), also from Catalonia.

 

 

 

When Casals was 12 years old, Albéniz, who was already famous as a pianist, came to hear him play at a cafe where he played the cello three times a week for a fee of four pesetas a night.

 

 

Impressed by the young cellist’s performance, Albéniz handed him a letter of recommendation to Morphy.

 

 

In 1893, at the age of 16, Casals left Barcelona with his mother and two younger brothers and went to visit Morphy with Albéniz’s letter of recommendation.

 

 

Morphy, who liked to find talented young people, was impressed by Casals’ performance and told him, “Pablo, you are a real artist! Pablo, you are a real artist!

 

 

From then on, Casals studied German language, literature, philosophy, mathematics, history, and art with Morphy.

Three years after this encounter, Casals, like Albeniz, went to study at the Royal Conservatory in Brussels.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Albéniz and Granada

 

 

 

 

It was here that he met and became good friends and musical colleagues with the Spanish violinist Enrique Fernandez Arbos (1863-1939), who in later years arranged Albéniz’s suite “Iberia” for orchestra and also served as its conductor.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Later years and death

 

 

 

 

 

Perhaps because of his love of adventure and a lifetime of wandering, including a solo stowaway to Latin America at the age of 12, he suffered from kidney disease.

 

 

 

In 1909, at the age of 49, he died in the French Pyrenees, near the Spanish border, in Cambo-les-Bains in the French Pyrenees mountains, and was later buried in the Montjuïc cemetery in Barcelona.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Postmortem and Influence on the Guitar

 

 

 

 

Shortly before his death, the Legion of Honor was awarded to him in honor of his work.

 

 

 

The award was delivered by his compatriot Granados, who was studying in Paris at the time. Granados said that his friend’s emaciated appearance foreshadowed his fate, and he could not hold back his tears.

 

 

After Albéniz’s death, Debussy kept the score of the suite “Iberia” by his piano and played it whenever he remembered him.

 

 

One can imagine how much Debussy loved “Iberia.

 

 

Although Albéniz did not write music specifically for the guitar, many of his works show traces of being very strongly influenced by the sounds played by the guitar.

 

 

 

Therefore, the transcription of his music to the guitar creates an immense effect.

 

 

Isaac Albeniz’s influence on classical music and indirectly on the classical guitar is immeasurable.

 

 

 

His work continues to inspire guitarists around the world, proving that good music extends beyond the boundaries of the instrument.

 

 

 

His legacy lives on today, and guitarists continue to express the Spanish landscape in their music.

 

 

 

 

 

 

 

Albeniz Works

 

 

 

 

 

Spanish Suite No. 1, Op. 47

 

 

 

 

Composed in 1886, “Spanish Suite No. 1, Op. 47” is a suite of eight pieces, and is a representative work of Albéniz’s youth.

 

 

 

The music expresses landscapes and scenes from various parts of Spain and Cuba, and has an appeal that invites the listener on a journey.

 

 

 

Originally, only four pieces were included, but after Albéniz’s death, other pieces were added by the publisher, resulting in the current edition of eight pieces.

 

 

 

 

 

Granada (Serenata)
Catalonia (Curranda)
Seville (Sevillanas)
Cadiz (Saeta)
Asturias (Leyenda)
Aragon (Fantasia)
Castile (Seguidillas)
Cuba (Nocturno)

 

 

 

 

 

Memories of a Journey, Op.71: Recuerdos de Viaje for piano

 

 

 

 

En el mar (barcarola)
Legend / Leyenda (barcarola)
Morning Song / Alborada
En la Alhambra
Puerta de Tierra (Bolero)
Rumores de la Caleta (malaguena)
Pepe Romero’s guitar
En la playa (By the Sea)

 

 

 

 

 

 

 

 

12 Characteristic Pieces, Op.92: 12 Piezas caracteristicas for piano

 

 

 

1. gavotte
2. minuetto a Sylvia
Barcarola (Ciel sans nuages)
4. prayer/Plegaria
5. conchita (Polka)
6. pilar (waltz) / Pilar (Vals)
7. sambra (Zambra)
8. pavane (Pavana)
9. polonaise (Polonesa)
10. mazurka
11. staccato (capriccio)
Torre Bermeja (Serenata)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Spanish Suite, Vol.2, Op.97: Suite Espagnola No.2 for piano

 

 

 

Zaragoza
Sevilla

Cadiz-gaditana
Zambra granadina

 

 

 

 

 

Spain (6 albumblats) Op.165: Espana for piano

 

 

 

 

Preludio
Tango
Malaguena
Serenata
Capricho Catalan
Zortzico

 

 

 

 

 

The Island of Mallorca (Boat Song), Op.202: Mallorca

 

 

 

Spanish Songs, Op.232: Cantos de Espagna for piano

 

 

 

 

 

Prelude (Asturias) / Preludio
Oriental
Bajo la palmera (In the shade of a palm tree)
Cordoba (Nocturne)
Seguidillas (Castile)/Seguidillas

 

 

 

 

Suite Iberia

 

 

All pieces for 3 guitars
Evocacion
El Puerto
Corpus Christi en Sevilla
Rondena
Almeria
Triana
El Albaicin
El Polo
Lavapies
Malaga
Jerez
Eritana

 

 

 

 

Pavane Caprice, Op.12: Pavana-Capricho for piano

 

 

 

Pavane (Easy Pavane for small hands), Op.83: Pavana facil para manos pequenas for piano
Isaac Albeniz / イサーク・アルベニス (1860-1909)【ピアニスト
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